【セブ事件】悪質!空港職員によるスリが発生

2017.02.20

本日2017年2月19日、セブ・マクタン空港で実際に起こった事件を共有します。

今朝までTransitが運営するゲストハウスにご宿泊頂いておりましたお客様(Aさん)が帰国の途で事件に巻き込まれ、ご報告頂きました。

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事件の全容

昼2時頃の便だったAさんは、早めに10時ぐらいにゲストハウスを出られました。

空港についてチェックイン時、搭乗直前の手荷物検査場で、バッグの横にペットボトルを入れていたので、それを置いていくように検査官に注意されました。そこまでは良いのですが、違う男性検査官が「ダメだ、ちょっと中見せろ」とイチャモンをつけてきて、Aさんのバッグを勝手に開けて、手を突っ込んで漁りはじめました。

 

なんか怪しいなと思って注意して見ていると、検査官が手に隠し持っていたライターをAさんのバッグに入れるのが見えました。「お前、ライターをカバンに入れているんじゃないか?」といったことを言ってきて、その検査官がたった今忍ばせたライターを最初からカバンに入っていたようにAさんに見せてきましたが、その一部始終を見ていたAさんは「それは私のではない!」と強い口調で伝え、そのライターを検査官の方に投げて渡しました。

 

その強い口調と態度が効いたのか、その検査官は足早にその場を立ち去りました。その際、手に握っていた日本のお札も投げ捨てていきました。「あれ、なんだろこのお札は?」とその瞬間は思ったのですが、その後カバンに入っていた財布をチェックすると、3万円弱入っていた全てのお札が盗られていました。さっき、バッグを開けて荷物を漁っていた時に、ライターを入れるだけでなく、お金も盗んでいたのです。

 

結果的に、ライターを入れられたことにも気づき、相手も焦ったのかお金を全て置いていったので、被害は無かったですが、腹が立ったので近くにいた警備員と空港職員に、今ここで起こった事を伝え、「もっとしっかり見張るべきだ」と話をしました。

 

空港職員を連れて、手荷物検査場に戻った時には、さっきの検査官を居なくなっていました。そしてなぜかAさんが、航空券の写真と自分の写真をその場で撮られてしまったそうです。

 

外部から部外者が入り込んだのかなとも考えたのですが、制服も着てたし、自分とその検査官とのやり取りを見ていた周りの検査官もニヤニヤしていたし、正式な検査官が常習的にやっているのではと思ったそうです。

 

盗難事件の回避策

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Aさんのケースだと、すんでのところで事件を未然に防ぐことができて助かったのですが、これは「怪しいな」という自衛センサーが働いた事によって、ライターを忍ばせるシーンを目撃することができ、結果強くNoと言えたところがポイントだと思います。

 

これ普通に何も見ていない状況で突然「お前ライター持ってるだろ!」って言われたら、タバコ吸っている人だったら、「(あれ?カバンに入ってたかな?)・・・すいません」と動揺するところでしょう。その動揺しているところで色々もめてるうちに、別の犯人がこそっと抜き出してドロン・・・日本に着いた後で気づいて「あれっ!」ってなっても、完全に泣き寝入りパターンになってしまいます。

 

この事件の回避策は、スキを与えないことではないでしょうか。まず大前提として、飛行機に乗る際の基本的な注意事項を尊守することではないでしょうか。ペットボトルやコンタクトの保存液などの液体物は予めスーツケースに移動させたり捨てておくなどの対処をしておきましょう。また見落としがちなのが、十徳ナイフや化粧ポーチの中の、小さなハサミ。眉毛を切るための小さいものでも厳しいところだと言われます。そういったものが一つでも見つかると、相手にバッグを触らせるきっかけができてしまいますから、少しでも排除しておくこと。それと、バッグの中を開けそうになったら、「自分で開けるから触らないで欲しい」と申し出てみて、ちゃんと見てることをアピールするとかも効果的でしょう。

 

国外の空港職員は悪い人が多いということを認識しておくことも大切でしょう。ですが何もフィリピンにかぎったことではありません。私たちも世界一周中に、色んな国の空港職員に賄賂を要求されたり、脅されたりしたこともあります。態度が悪くてイライラなんてことは、まあデフォルトですよね。

 

いくら相手の態度が悪くてイライラしていても、冷静に対処しましょう。そして自分は悪くないという強い意思で強くはっきりNoと言うことも大事かもしれません。でも声を荒げて喧嘩のように高圧的にやると、フィリピンでは逆効果です。余計に場の状況を悪化させますので、穏便に冷静に、適切な対応を心がけましょう

 

はっきり「No」の意思を伝えられる英語力を

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言語は武器だという事もひとつ付け加えておきます。相手が何を言っているのか皆目見当もつかない状態だと、避けられる事故も防げません。まず状況を理解できる最低限の英語力を身につけることでしょう。高度な文法で完璧に伝える必要はなく、中学レベルの単語と文法でのたどたどしい英語でも十分意思は伝えることができますので、英語の苦手な方はまずは中学の文法書や単語帳を片手に復習してみてはいかがでしょうか。また、勉強している時間がないという方には、そういったトラブルのケースの時、とっさの一言を備えておくことも、自衛手段になりうるのかもしれません。

 

最後に

今までセブ・マクタン国際空港では、同様の事例、盗難事件などは発生件数としてはマニラや他の東南アジアほど多くはなく、私の主観では空港としてはまだマシなほうだと認識しておりました。(余談ですが、新品の電化製品や服などを大量に持ち込んだ場合は、空港職員の格好の餌食となることは以前からよくありました。その場合高額の税金を要求されるか、それが嫌なら賄賂をよこせと言われるので、新品の電化製品を持ち込む際は、箱から出してケースに入れて、あたかも今自分で使っている状態を演出するなど、工夫をして持ち込んでください)

 

しかし、近年日本人がたくさんセブ島に来るようになり、徐々に悪質な空港職員が増えていると予想しています。実際、警官やタクシー運転手も、他の東南アジアの観光地と同じレベルまで悪質な人が増えてきているように感じます。

 

特に空港からのイエロータクシーなど、最近本当に悪質なドライバーが増えているようで、普通のタクシーの3倍以上請求されたなんて話も日常茶飯事になってきました。空港タクシーであるイエロータクシーは安全でも快適でもスピーディーでもなんでもありません。必ず白いメータータクシーに乗ってください

 

常に気を張っているのも疲れてしまうかもしれませんが、それも含めて海外旅行。一歩国外に出れば、自分の体や財産は、自分で守るしか無い、盗られても警察もスタッフも誰も助けてくれない、という意識を持っておくに越したことはないでしょう。

 

これからマクタン国際空港を訪れる方は、荷物検査には特に目を光らせて、注意してください。