オンライン英語と留学の違い

2017.06.24

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オンライン英語、Skype英会話といったものが、市民権を得て既に久しい昨今。大手が参入したことで、ガンガン広告や宣伝を行い、普段あまりパソコンに触れない方や、留学に興味全く無い方でも、その広告を偶然目にしたことがあるという方も多いと思います。また大手の参入は、露出機会の大幅UPだけでなく、業界で価格競争が起こったことで、費用が大幅に下がりました。私たち利用する者にとっては利用料金が下がるのは嬉しい状況です。

しかし、最近オンライン英語のみならず、実際にフィリピンに渡航して留学する「フィリピン留学」「セブ留学」を謳う広告も、同じぐらい見る機会が増えたことだと思います。それは、LCC(Low Cost Carrier)の直行便就航や増便などにより、フィリピンのマニラやセブへの渡航がグッと近く便利になったから、留学という選択肢をとられる方も大幅に増えてきたことその理由の一つです。

それでは、「オンライン英語」と実際に渡航する「留学」とでは、どちらがどんな人に合って、それぞれどんな使い方をすればお得になるのでしょう。オンライン英語と留学、それぞれのメリットとデメリット、価格比較などから考察してみたいと思います

オンライン英語について

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オンライン英語とは、文字通りオンライン=インターネット回線で通信して英会話レッスンを受けられるサービスのこと。

オンライン英語の歴史は実は意外と古く、時代は2000年初期に遡ります。ブロードバンドと呼ばれるサービスが日本で初めて誕生したのは1999年のADSLです。その後人々が自由にストレスのないwebブラウジングや動画コンテンツを楽しめるようになり、そしてSkypeが2003年に誕生しました。その頃を境に、2005年ごろには数社のオンライン英会話サービスが立ち上がっていたと言いますので、オンライン英会話が一般的になってからの歴史はもう10年以上も経ちます。

オンライン英語では、月額会員制のサイトが多く、その中でも、ポイント制のサイトと、使い放題のサイトがあります。また講師陣も、一律のところや講師のスキルに応じてポイントが別れているところ、ネイティブ講師がいるところなど、各サイトで特色が出ています。最近ではビジネス英語に特化したサイトや、TOEICなどのテスト対策に特化したサイトもあったりします。

まずはホームページから会員になるために会員登録をします。大体の場合、会員専用の管理ページがあり、レッスンの予約やポイント残高の確認、その他インフォメーションの確認などをその管理ページから行えるようになっています。次にレッスンの予約を行います。レッスン予約日時になったら、Skypeを立ち上げてご自宅のPCやタブレットや携帯の前で講師からのコールを待ちます。時間になって講師からビデオ電話がかかってきたら、それを受けて、レッスンスタートです。

ビデオ通話なので、相手の顔を見ながら話す事ができますので、最初は少し緊張しますが相手を見ながら話すことができますので、電話とは違ったリアリティや安心感があります。日本にいながらにして、本場の英会話レッスンを手軽に受けられるということで、一気に人気に火が付いたオンライン英語ですが、人気の最大の理由は費用が格安であることでしょう。オンライン英会話が出始めの頃、私もサービスを受けたことがありますが、その当時は1レッスン500円前後という価格設定でしたが、私には驚愕の低価格であったことを今でも鮮明に覚えています。
オンライン英会話レアジョブ
やラングリッチなどのオンライン英語サービスが台頭し、その後起こったオンライン英語ブーム時期には大小様々なオンラインサービスが電光石火の如く立ち上がりました。それから時が少し流れ、ニーズのなかった小さなサービスは淘汰され、新規参入は一旦落ち着きを見せていた業界ですが、大手DMM英会話が参入したことを皮切りに、価格競争が再び激化し、今では1レッスンあたり100円前後という格安サイトも非常に増えてきました。

このような低価格で一体どのようにして運営が成り立つのか・・・それはズバリフィリピンの人件費の安さということに尽きるでしょう。フィリピンでは大学生の初任給が2万円程度という、とんでもない人件費の安さがいい意味でも悪い意味でもこの国に様々なサービスをもたらしており、それらは度々メディアで取り上げられ、注目されています。流暢な英語サービスを提供しつつも、人件費にさほどお金がかからないフィリピンという国だからこそ実現できる、オンライン英会話の激安提供。しかし、人件費の安さのアドバンテージを享受できるのは、何もオンライン英語に限ったことではありません。

フィリピン留学(オフライン)について

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オンライン英語で享受できる人件費の安さは、当然の事ながら現地で実際のレッスンを直接受けることができるフィリピン留学でも享受できます。フィリピン留学では、たびたびオンライン英語と比較される際に、オフライン(ネット回線を使わない英会話=現地での留学)と呼ばれていますので、ここでも便宜上、「オンライン」に対して、実際現地に行って留学することを適宜「オフライン」という表現を使用させていただきます。またここで言う「留学」とは、大学に数年単位で通う留学とは全く違うもので、通常1~3ヶ月程度の英語の語学スキルを向上させるための短期留学のことを指します。

フィリピンでの語学留学の歴史は古く、主に韓国人が1990年代に切り開いたマーケットだと言われています。オフラインでは、実際に現地に赴く必要がありますので、時間もお金もかかります。もちろん渡航するにあたってのフライトやパスポート取得など、煩わしさも多いでしょう。しかし逆に言うと、海外に実際に飛びこんで英語の勉強をしにいくという事自体が、長い人生における「経験」であり「勉強」となりうるのです。それは今後日本でもさらなるグローバリズムが拡大されていき、経済、産業、文化など全ての要素が日本人が日本のことだけを考えていれば良い時代ではなくなっていきます。そういった時代背景においては、海外での経験そのものが有意義な体験につながります。まして、英語は今後さらに必要を増すことは必至で、喋れて当たり前の時代に入ってきます。英語を話すことの重要性を肌で感じたり、英語を使って現地人とコミュニケーションをとれたりという経験も、英語学習者にとってはとても良い経験になるのではないでしょうか。

フィリピン留学では多くの場合、学校でのレッスンと生活(寮や食事など)がセットになっています。当然、洗濯や掃除なども含めた生活に関する事がサポートされていますので、生徒はただ英語の学習にだけ向き合っていれば良いという、大変ありがたいサービスを提供しています。
可能な時に必要な分だけ受講できる、細切れレッスンのオンラインに対して、オフラインでは毎日5時間〜10時間の長時間レッスンがスケジュールに組み込まれており、生徒はそのスケジュールに従って、ただひたすら勉強に集中して向き合えるのが特徴です。

3食寮つきの一日10時間レッスンでも、1ヶ月12~15万円程度のところも多く、まとまった休暇が取れる方には、集中して一気に勉強できるオフラインがおすすめです。

オンライン英語のメリットとデメリット

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◎オンライン英語のメリット

手軽にレッスンを受けられる
・どこでも場所を選ばず、レッスンを受けられる
・とにかく安い

×オンライン英語のデメリット

・結局は電話の延長、初学者には難しい
・疲れる、飽きる、楽しくない
・毎回講師が変わる場合が多いので、自己紹介ばかりになってしまう
・カリキュラムの質がまちまち
・回線品質によって聞き取りづらかったりする
・時間が短いので、中々学習が進まない
講師に当たり外れがあり、良いレッスンに出会いにくい

→こういう人にオススメ

・英語を趣味でちょっと勉強してみたい方
・毎日コツコツと自習とレッスンに取り組める方
・既に留学の経験がある中級レベル以上の方
・英語の発話機会を増やす事が目的の方

留学(オフライン)のメリットとデメリット

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◎留学のメリット

質の高い講師から質の高いレッスンが受けられる
・直接対面で話すので、細かい間違い指摘やフィードバックがその場で受けられる
・ボディラングイッジも時に使えるので、初心者でも意思が伝えられる
空気感、雰囲気といった大切な要素
・基本的に同じ講師が同じコマを担当、自分の事を良く理解した講師から学べる
・逆に自分に合わない講師はすぐに変更ができる
・講師と仲良くなるため、レッスンのモチベーションをキープできる
・とにかく会話が楽しい、言葉が通じなくても、ノリでカバーできる
・学習だけでなく、旅行やアクティビティでも楽しめる
・ボランティア活動の参加も可能

×留学のデメリット

・渡航しなければいけない物理的負担
・最低1週間以上時間が必要という時間的負担
・オンラインと比較した場合もちろん費用はかさむ

→こういう人にオススメ

・本当に英語スキルを上げる必要に迫られている、目的意識のある方
・ネイティブ圏への留学やワーホリ、世界旅行などを後に控えている方
・TOEICやIELTSなどの試験対策をしたい方
・まとまった時間が取れる方
・本当に英語の初心者の方

実は意外と手頃なオフライン(留学)

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さて、オンラインにもオフラインにも、それぞれに特徴やメリット・デメリットがありますが、先述したとおり昨今ではLCCが利用できることも手伝って、フィリピン渡航の費用的負担は以前に比べて圧倒的に少なくなりました。

フィリピンに留学した場合の費用

例えば、
・4週間の留学
・3食寮つきの某学校
・3人部屋
・miniコース(マンツーマンレッスン 4時間/日)
に通った場合の費用は、

学費 55,000円
寮費 50,000円
入学金 10,000円
小計 115,000円
SSP 13,000円
VISA延長 0円
電気代 2,300円
ピックアップ 1,500円
小計 16,800円
TOTAL 131,800円

となります。

オンライン英語をしながら日本で生活した場合の費用

一方、オンライン英語を日本で受講している場合についてです。最大手D校の料金プランで算出してみました。なお、通常はこのような長いレッスン数をそもそもオンラインでは受講することができないのですが、あくまで比較の為に4時間分を算出しています。
生活費には、一般的な一人暮らしの大学生の平均年間支出額から月割した金額より算出しています。

学費 D校 1日2レッスン(9,200円)x 4コマ(4時間分受講) 36,800円
生活費(一人暮らし/1ヶ月) 91,249円
TOTAL 128,049円

出展:独立行政法人日本学生支援機構

いかがでしょうか?日本でオンライン英語を受けながら生活していても、フィリピンで留学して生活していても、その差は3000円程度。実質ほとんど変わりないと言えます。

フィリピンに渡航する際のフライト費用

フィリピン留学の場合は、これに加えフライト費用が必要となります1が、私たちが良く利用するLCC「セブパシフィック航空」のプロモ(格安チケット)を利用した場合は、下記の費用を加える必要があります。

フライト(成田→セブ往復) 7,659円×2
TOTAL 15,318円

(※この価格は、あくまで一例です。必ずしもこの価格になるとは限りません)

それにしても、フライト費用も安くなったもんです。たったこれだけの費用で、飛行機に乗って海外旅行ひいては海外留学ができてしまうのですから。

つまり、日本でオンライン英語のレッスンを受けながら生活している時間とお金があるのでしたら、フライト費用15,000円をなんとか工面してフィリピンに来てしまった方が、費用対効果が良いかもしれませんよ?という話に結びたいと思います。

なぜなら、費用対効果とは目に見えない沢山の副産物が、フィリピン留学では得ることができるからです。
フィリピン留学では、オンライン英語では決して得ることのできない、「刺激的な海外経験」や、「外国人の友達」、「リアルな英語」、「英語に没頭できる生活」などなど、数え切れないメリットを享受することができます。しかもそれが、日本で生活しているのとほとんど同じ費用で体験できるとしたら・・・・あなたはどうしますか?

まとめ

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オンラインにもオフラインにも、それぞれ良い部分も悪い部分もあるでしょう。
人によって時間やお金の使い方は人それぞれです。そんな中、ご自分にあった学習法を選ばれると良いと思います。

最後に、私自身の経験を元に、まとめたいと思います。

オンラインははっきり言って「電話」の延長なので、難しいです。もちろん、最近のオンラインでは、画面共有を巧みに利用して、インタラクティブに英語学習ができるシステムを導入しているサイトも沢山あるようです。しかし、物理的にその空間での話し相手は「パソコン(機械)」であって、生身の人間ではありません(もちろん生身の人間と話しているのですが、海の向こう側の話です)。

初心者の方の中には、電話がいつまでも苦手だという方も多いでしょう。私もその1人です。姿が見えない相手と、母国語ではない英語という言語で話す電話は、特に初心者の方にとってはとてつもない恐怖となり、一歩踏み出す勇気が必要となります。なぜなら、空気を感じることも、ボディラングイッジもなしの、聴力一本勝負となるからです。聞き取れなかったり、聞き取れても理解出来ずに返答に困った時、電話だと沈黙を意味します。これは大変なことで、最悪の場合通話を切られる時もあるでしょう。これは電話での話ですが、オンライン通話はこの電話ににた感覚を残しています。これは一度体験した人ならみんな感じることだと思います。

それに対して、対面で生身の人間と話すのはもっとシンプルで簡単!わからなかったらわからない顔をしていれば、ホスピタリティの高いフィリピン人講師は代替案を出してくれますし、わかるまで説明してくれます。オンラインでは、こうはいきません。わからない顔が伝わりにくいのです。その為講師は、その生徒が「質問の意味がわからない」のか「質問を聞いていなかっただけ」なのか、「通信状態が良くなかった」のか、「やる気がないの」か、とにかく返事がかえって来ない理由がわかりません。

そういった状況から、私が初心者の方におすすめしたいのは、まずは英語学習をご自身で復習されること。これが一番です!自信を持ってください、日本人の義務教育での英語学習は、伊達ではありません。他の国の人の「英語できません」のレベルとはまるで違います。日本人はベース「できる」のです!ただ、忘れているだけなので、それをしっかり復習して、文法・単語は中学2年レベルぐらいまでは取り戻しておきましょう。

その後、実際にフィリピンに渡航して、フィリピン留学を体験してください!思ったよりコミュニケーションがとれる、意思疎通ができる!と驚くことだと思います。フィリピン留学に8週間〜12週間程度来られると、ある程度会話力もついてきますので、学校卒業後、日本に帰国してから、ここではじめて「オンライン英会話」を利用されるのが、ベストチョイスだと思うわけです。ある程度慣れたフィリピン人講師とのオンラインレッスンは、それはそれは楽しく、話も弾むことでしょう。フリートークにしても話のネタも豊富にあります。楽しんでオンラインレッスンを受けている間に、自然と「スキルのキープ」ができます。オンラインレッスンで新しい力を付けるのは、ご自身の取り組み方や勉強時間によるので、仕事や学校に通いながらでは容易ではないと思いますが、それでも週に数回、数十分英語で会話することだけで、スキルのキープは可能です。

もちろん、既にオンラインレッスンを受けていて「楽しい」「とても役に立つ」と思っている方にとっては、留学はさらなる学習効果が期待できることでしょう!ぜひ時間が出来た時に、留学にも行ってみて下さい!オンラインでは味わえなかった達成感を得ることでしょう。

これはあくまで私の個人的な感想ですが、ぜひより良い使い方、ご自身に合った方法でオンライン英会話を利用されてみてはいかがでしょうか。オンライン英会話は間違いなく、日本でできる英語学習の中では、群を抜いてコスパが高い英語学習方法だと思うからです。

そして、もし時間とお金に余裕のある方は、ぜひ一度フィリピン留学を体験してみてください。フィリピン・セブ留学サポートTRANSITでは、あなたの留学を留学前から留学中、留学後までトータルケアいたします。ご相談は無料です、ぜひお気軽にお問合せください。