【速報】はしか(麻しん)流行に伴う注意喚起
2019.02.27
この記事は約4分で読めます。
本日(2019年2月27日)現在、フィリピン・セブ島では、はしか(麻しん)が大流行しています。
今後渡航される留学生の皆様におかれましては、
・記憶をたどる
・母子手帳を見る
・両親に確認する
以上のような方法で、ご自身がはしかのワクチンを2回接種しているかを、必ず確認してからご渡航されることを、強くおすすめいたします。(2回接種することでほぼ100%感染を予防できます)
また、今現在すでにフィリピンに渡航済みの留学生の方で、確認したところ「やべっ、おれ1回しかうってねー」と気づいてしまった方は、今からでも遅くありません。学校のマネージャーさんや、JHD(ジャパニーズヘルプデスク)に相談してみましょう。フィリピンでも予防接種が簡単に受けれます。生ワクチンなので、在庫があるかどうかは確認してもらってから、病院に行きましょう。費用は1500ペソ前後(3000円ぐらい)です。
ジャパニーズヘルプデスク連絡先
■セブ(セブシティー)
Cebu chong hua mandaue hospital
病院内 809号室
+63-32-318-6057(日本語対応 / 担当:境(サカイ)さん)
■セブ(マクタン島)
MACTAN DOCTORS’ HOSPITAL
ground floor(インフォメーションの横)
+63-32-3128-6063(英語対応 / Ms.Daphne Clair Opada)
■クラーク
Angeles University Foundation Medical Center
2nd floor
+63-917-717-9906(日本語対応 / 担当:大沢さん)
■マニラ
Makati Medical Center
Tower 1 , 2ndfloor , Hall C (Asian life の隣)
+63-917-716-9007 (日本語対応 / 担当:加倉井(カクライ)さん)
はしかとは
はしかとは、一体どういったものなのでしょうか。
麻疹は、麻疹ウイルス[注 1]によるものであり、その感染力は極めて強く、マスクや手洗いでもウイルス侵入は防げない。感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染と多彩である。
麻疹に関して麻疹ワクチンを含んだ予防接種は、効果がある唯一の予防法であり、世界では予防接種の実施により、麻疹による死亡を2000-2013年の間に75%減少させた。世界のおよそ85%の児童は予防接種を受けている。
wikipediaより抜粋
このように、空気感染をする非常に感染力の強い伝染病ということがわかります。
空気感染とは、感染者と同じ空間にいるだけでも伝染ってしまうということです。
さらに、重症化すると、合併症を発症しやすく、肺炎、中耳炎に発展すると言います。1000人に1人が脳炎になると言われています。現代においても、先進国でも1000人に1人は麻しんによって死亡しているということです。
とにかくはしかは、ご自身にとっても命に関わる危険な病気の上に、気づかずに学校や電車に乗って、家族や友達、他人にさえ知らず知らずのうちに多大な迷惑をかけることになるので、渡航前には必ず確認しましょう。
はしかは、ローカルな場所へ行く方は特に注意
フィリピンにおいても、近年は一般的な人、ほとんどの人が幼少期にワクチンを2回接種しています。
ただし、問題なのは、フィリピンには住民票に登録されていないようなスラムに住む人も多数おり、こういった人たちはワクチンをあまり接種していません。
ボランティアや、田舎町、スラム訪問などをフィリピン留学中に計画されている方は、特にご注意ください。
空気感染、飛沫感染、接触感染といった全ての感染経路を経つことは不可能です。そういった環境に身を置く前に、抗体をつけておく必要があります。
はしかのワクチンを打っていない世代
・【現在18歳以下】の方は幼少期に2度受けることが義務付けられており、安全です。
・【現在19歳以上27歳以下】の方も、幼少期に1回、その後特例措置として2008年〜2012年の間に、中1と高3を迎えた時に、通常はもう一度接種していますので、ほとんどの方が安全です。
・【28歳以上】の方は、ワクチンを1回しか打っていない、または1度もうっていない可能性が高くやや危険です
・特に【40歳前後】は、一度もワクチンを接種していない可能性も高く、一番危ないということです。そういった年代の方は、必ず渡航前に確認するようにしてください
まとめ
1, マスクで予防できず空気感染する、感染力が強く、感染すると100%発症する怖い病気。
2, 2回のワクチン接種で、ほぼ完璧(98%以上)防げる
3, ローカルエリアを訪問する予定の方は特に注意!
3, 28歳以上の方は特に注意!